沼津市にある沼津御用邸記念公園は、皇族の方々が御用邸として実際に使用していた建物を見学することができます。こちらには謁見室など公的なお部屋から、御寝室・調理場といったプライベートな部分まで見学でき、なかなか知ることができない皇族の日常生活が見られます。また自然がいっぱいの広い敷地内を散策するのも楽しく、四季折々の花を観賞するのもオススメ。これからはアジサイのシーズンです。(5月下旬~6月下旬)
本日は天気もよく、レポ日和!一日楽しんでいきましょう。

御用邸記念公園、西附属邸の入り口です。国道414号線から少し入っただけですが、とても静かな環境です。
砂利が敷いてある御車寄を「サリ、サリ」と歩いて、西附属邸に入ります。靴は脱いで、ビニール袋に入れます。
玄関から入り、女官応接や警衛内舎人などを過ぎ、まず目を引いたのが「調理室」。窓が多く、明るい部屋。天窓もあります。皇族の食事を作っていた部屋で、流し台や竈、冷蔵庫など当時のままになっています。
本邸の面影を再現したというミニチュア。約4000平方メートルもあったとされる。昭和20年の沼津大空襲で焼失してしまう以前は、こんなに立派な建物があったのですね。現在はその場所に歴史民俗資料館が建てられていますが、本邸はこの資料館の約8倍もの広さがあったそう。洋館に興味津々のアッチです。
さすが御用邸です。釘隠しやら、襖引き手の金具やら、ぜんぶ凝っています。各部屋回るときには、このような細かい部分もチェックしてみると面白い。
この電球は当時と同じものをメーカーに頼んで、特注してもらっているそう。
畳に絨毯を敷いたお部屋。右奥にあるのが有名な玉座です。実際に天皇がお座りになったもので、椅子の中はスプリングは使わずに馬の毛や干し草が入っているのだそう。御紋章の蒔絵がまぶしい。来客用の椅子との差がすごいです。
「海」。海が近くにあるのです。歩いて海にも出られる距離。皇族の方々も海で遊ばれたのでしょうか。このガラスは一枚一枚ドイツで手作りされたもの。凹凸があるガラスと木枠が昔の雰囲気。
歩いていると、金属でフタをされているところがあります。気になって職員の方に聞いてみるとコンセントでした。皇族の方々の生活を垣間見たような気がしました。
畳の敷き方が珍しい。一列に並んでいます。あとはヘリにも注目!ちゃんと模様合わせがされています。こちらで使われている柱は、黒松だそう。松の木はまっすぐに成長しないから、このような柱は珍しいのです。
西附属邸を見学したあとは、お休み処「主馬」へ。もともとは厩舎だったものを改装した建物で、店内の座席の区切りなど厩舎のつくりを留めています。
松林に囲まれて、海もすぐそこ。天気もいいことだし、外の席でゆっくりしましょうか。
「冷栗ぜんざい」と「アイスコーヒー」をいただきながら、ほっとひと休み。こうやってのんびり過ごしていると、1日があっという間に過ぎていきます。
写真が曲がっているのではありません。みんな一緒になって同じ角度で斜めになっているのがおもしろい。写真の右は海なので、潮風に吹かれてこのようになっているのだそう。
東附属邸は庭園を散策できます。そしてテレビでも登場している国宝「待庵」の写し「駿河待庵」を見てきました。
明治時代にドイツで作られた鋳鉄製の門。これも当時ままの姿を今も見ることができます。これで御用邸記念公園を一周ぐるっとめぐってきました。