大室山の噴火によって流れ出した溶岩が、冷え固まってできた大地・城ヶ崎。今回は城ヶ崎遊覧船に乗って、普段見ることのできない城ヶ崎~伊豆高原の雄大な全景を、海から楽しみます。その後、海岸に沿って伸びる遊歩道・城ヶ崎ピクニカルコースへ。大小様々な岬を巡り、つり橋を渡って蓮着寺までを散策。自然がつくりだした荒々しく美しい溶岩台地を、海陸両面から堪能しちゃいました♪

県道からさらに一本入った、細い道の傍らにある白い建物です。場所がちょっとわかりにくいですが、付近の県道沿いにも目印になる看板があるので、探してみてください。
運賃は大人1,300円、子ども650円。15名以上の場合は団体割引もあります。
※天気が良くても波が高い日は欠航になるので、確実に乗りたい方は事前にお問い合わせください。運航状況は公式HPでも確認できます。
出港まで時間がある場合は、待合室でのんびり足を休めましょう。奥には港が見渡せる喫茶スペースが。メニューはから揚げやおにぎり等の軽食のほか、ドリンク・ノンアルコールビールもあるので、休憩にぴったりです。
建物脇の階段を下り、富戸港へ。反時計回りに円を描くように、ぐるりと回っていきます。切り通しを抜け、有名なダイビングスポット・ヨコバマを脇目に、堤防を歩いていくと・・・
遊覧船のりばに着きました! ここまで少し距離があるので、余裕をもって出港15分前くらいには待合室を出たいですね。ちょうど停泊していた城ヶ崎遊覧船・シースターは、総トン数19t、全長18m。機関は420馬力のディーゼルエンジンが2基で、最高速は24ノットですが、普段は15~17ノットで走ります。
船内へ乗り込みました。寒い時期やゆっくり座って楽しみたい時は、座席が34席ある室内へ。それ以外の場合は、潮風が気持ちいいデッキがおすすめです。居場所を決めて落ち着いたところで、いざ出発!
ぼら漁師の魚見小屋を過ぎて少し経つと、断崖絶壁に架かるつり橋と白亜の灯台が見えてきます。汽笛が響き、つり橋から手を振る人が見えたので、こちらも手を振って応えちゃいました。「お~い! そっちの眺めはどう?」・・・
海からしか見られない、贅沢な景色。中央に見えるのが伊豆高原のシンボル・大室山です。この山が噴火した時の溶岩がここまで届いて海岸になったのかと思うと、自然の凄さを改めて実感。波に揺られて、心地よいひとときです。
今度は陸から散策してみましょう。港から歩いて5分ほどで、遊歩道・城ヶ崎ピクニカルコースの入口に到着します。ここからぼら納屋までは落ち葉がフカフカで、松ぼっくりが落ちていました。
かつては未舗装のコースでしたが、現在は一部がチップで舗装され、とても歩きやすくなりました! 危険個所には安全柵も設けられているので安心です。多少のアップダウンがあるので、靴はスニーカーやウォーキングシューズがおすすめ。
柵の近くから覗き込むと、溶岩が波に削り取られてできた荒々しい岩肌が間近に見られます。「もずがね」「かどかけ」等の岬を眺めながら歩いて、つり橋の近くまで来た時・・・
のんびりくつろぐ猫たちを見つけました。気持ち良さそうにひなたぼっこをしていて、観光客に囲まれても気にするそぶりも見せず、とことんマイペース。「海からの風が気持ちいいにゃ~」というような表情が、心を和ませてくれます。
人懐こい猫に頬を緩めていると、聞き覚えのある汽笛が。先程乗っていた遊覧船を、今度は陸から眺める側になりました。大きく手を振り合う「お~い!」合戦、ふたたび。
「富士箱根伊豆国立公園」の指定を受けている城ヶ崎海岸。周囲には1968年に"黒澤明とロスプリモス"が歌ってヒットした「城ヶ崎ブルース」のほか、「雨の城ヶ崎」の碑もあります。サラッと歌えたらカッコイイ・・・かも!?
城ヶ崎随一の絶景ポイントであり、高所恐怖症の方には最恐のスポット・高さ23メートルの門脇つり橋(城ヶ崎吊り橋)。波が打ち寄せる荒々しい断崖絶壁は、サスペンスドラマや映画にもよく登場します。「あなたが犯人だったのか」「そんなことをしても、亡くなった●●さんは喜ばないわよ!」と刑事ごっこをする方、続出。
そのままピクニカルコースを進んでいくと、終着点は伊豆海洋公園付近。すぐ近くには、日蓮ゆかりのお寺・蓮着寺(れんちゃくじ)があります。幹に石が取り込まれた「石喰いモチの木」や、追放された日蓮がここに降ろされたという「俎岩(まないたいわ)」など、見どころがいっぱい。