[ 資料館 / 下田市 ]
トウジンオキチキネンカン

幕末に生きた女性の悲劇として、「唐人お吉」物語はかつて大ブームを引き起こした。
菩提寺である同寺には、彼女の生涯を儚んで寄せられた遺品の数々が展示されている。
左の写真は、京都の二条城で開催された明治天皇50年祭記念「風俗大展覧会」において日本を代表する女性として紹介された等身大の人形である。前田青邨(記念館には画伯の唐人お吉物語の挿絵も展示)ら日本画壇の巨匠がモンタージュ製作にあたっている。注目すべきは、髪の部分に祇園の芸妓達の「生き髪」が使用されていること。
「松浦武四郎なる人物に伴われ京の祇園で芸妓をしながら開国運動に奔走した」という言い伝えも残っているお吉、それが誠とすれば坂本龍馬と同じ志士であった仮説も成り立つ…。諸説あるお吉伝説であるが、この寺で真実に出会えるかもしれない。

これらの櫛類は当時、一流の芸妓であった誇り高いお吉が好んで使ったもの。

日本画家、村松辰夫氏が、鎮魂の思いをこめてお吉の生涯を描いた70号、15点の力作。

唐人お吉の歌、劇、踊りは今もなお演じられ、その折に芸能人はお墓に参拝し、公演の成功を祈願する。
















