[ 2011年10月22日 / 伊東市 ]
イトウダイデンガク



平安時代から鎌倉時代にかけて、「田楽」が爆発的に流行した。リズミカルな踊りで、田植えの際に豊穣を祈って捧げた獅子舞や演奏などの「田舞」から発達したという。専門に演じた「田楽法師」が一本足の竹馬のようなものに乗って飛び跳ねる雑技を見せたことで、豆腐に竹串を刺して炙る「田楽」の語源にもなったという。
室町時代になると途絶えてしまい、わずかな文献と所々の神社の奉納芸としてかすかに痕跡を残す「謎の芸能」を、総合芸術家・野村万之亟氏が復元、伊東温泉の歴史や文化を盛り込み、ワルツやサンバなど西洋のリズムも取り入れて、新しい野外劇を創り上げた。
海をバックに特設ステージが組まれ、華やかな衣装の田楽法師たちが登場、笛、太鼓が響き、時代を超えたパフォーマンスが客席を巻き込む。伊東の子供たちの稚児や一本足の竹馬を連想させる一輪車も登場、神にささげる厳かさとアクロバティックな体技が同居する。舞台後方に花火が上り、伊東オレンジビーチは幻想的な雰囲気に包まれる。















