[ 博物館 / 沼津市戸田 ]
ヘダゾウセンキョウドシリョウハクブツカン

黒船来航の江戸時代末期、下田港に停泊中のプチャーチン率いるロシア軍艦「ディアナ号」は安政の大地震によって破損してしまいます。ディアナ号は戸田で修理されることになり、回航する途中、強風に流されてしまいます。乗員約500人は全員上陸することができましたが、ディアナ号は駿河湾に沈んでしまいます。船を失ったプチャーチン一行はロシアへ帰るための船を造ることになりました。江川太郎左衛門、戸田の名主や廻船業者、伊豆各地に住む船大工、ロシアの技術者の協力もあり日本で初の洋式船「ヘダ号」が造られました。戸田は日本近代造船の始まりの地でもあるのです。
戸田造船郷土資料博物館には、ディアナ号・ヘダ号の模型や、ヘダ号の設計図、入口にはディアナ号の錨などが展示されています。また、駿河湾深海生物館では駿河湾に棲む珍しい深海魚達の標本・剥製が展示してあります。戸田のことがよくわかる!施設です。
●取材:つっちい●

戸田村へ向かうロシア人一行。左の熊の皮のような羽織を着ているのがプチャーチン。

親日家として知られるプチャーチン。「ヘダ号」という名は彼が名づけました。写真は1/48の模型。

湾として一番深い駿河湾。多くの深海魚が棲んでいます。手前のたかあしがにの剥製は、この大きさになるのに約30年かかるそうです。















