[ 2011年04月03日 / 南伊豆町 ]
イロウゴンゲンサイ

伊豆半島最南端の石廊崎は、灯台が海上交通の目印になっていますが、さらにその先に、二つも神社があるのです。
先端に、名主の娘と貧しい漁師の恋の伝説が残る縁結びの熊野神社、そして、断崖の中腹にあるのが石室神社(いろうじんじゃ)、なんと、千石船の帆柱だったという巨大な丸太に支えられています。起源も、5世紀に日本に帰化した秦の始皇帝5世の孫・弓月君(ゆつきのきみ)を子孫の秦氏が建立したとも、7世紀に活躍し伊豆に流された役の小角(役の行者)が建立したともいわれています。社殿を支える帆柱は、江戸に塩を運ぶ播磨の船が嵐で難破しそうになったとき、「帆柱を献上」と誓って石廊権現に無事を祈願したところ海が静まり無事江戸に着けました。帰路、石廊崎沖を通りかかると急に船が進まなくなり、誓いを守り帆柱を切り倒したところ、30メートルの高さの崖に吸い寄せられるように打ち上げられたといいます。「伊豆の七不思議」の一つで、社殿の床の一部がガラス窓になっていて、帆柱を見ることができます。
伊豆の先端のパワースポットで商売繁盛、学業成就、交通安全などご利益があることで知られる石室神社は、特に海の守り神として信仰され、毎年漁業関係者が祭りを催します。神事とともに、海上で漁船の勇壮なパレードが展開します。















