[ 2011年05月01日 ~ 2011年05月29日 / 東伊豆町 ]
ネコサイノヒ

「ねこさい」とは、根拵網(ねこさいあみ)=定置網のことです。「根」は、釣りの「根掛かり」のように海底などの岩礁のあるところを指します。「拵」はこしらえる=ものを造ることで、訛って「こさえる」になりました。海底の根に沿って拵える(仕掛ける)網なので、根拵網、東伊豆町北川の人たちは「ねこせぇー」と呼んでいます。
定置網は、魚が障害物に沿って泳ぐ習性を利用した漁法で、江戸後期から相模湾を中心に行われてきました。北川では沖合い400メートル、水深0メートル付近に、幅100メートル、長さ350メートルの網が設置されています。最盛期にはブリが3,600匹も入り、1週間かけて水揚げしたといいます。国道135号沿いに温泉旅館ができた今も、北川は海とともに生きる地区なのです。
4,5月と9月の毎週日曜日は、海の安全を祈願した後、炭火を囲み、とれたての魚をふるまうのが決まりで、大漁を祝い、海に感謝を捧げる大切な行事です。関係者だけでなく、居合わせた人はみな海の仲間、賑やかに食べて盛り上がれば、より大きな海の恵みが得られそうです。















